どんな感じかと云いますと…
- 緩いです
- 左手楽です。
- 音程に敏感にならざるをえない。
- 大きな音、やっぱりでません。
奏法に制約があるとすれば「斜めに無理やりテンションを加えるようなスチール弦で使える素早い立ち上がりを狙うボウイング」は全て禁忌です。というか出来ますがノイズがひどくなり使えません。
左手は素早い運指ができるようになります。テンションが小さいのでしっかり押さえるのに力は要りません。逆に生ガットは滑りが悪くなっているので、弦のメンテナンスが重要です。滑りと扱い傷からくる湿気を防ぐために保護オイルはこまめに塗布したほうが良いようです。
音程は、安定してくれば問題がなくなりますが、伸びきってしまうと死んだ音になるのはスチール弦と同じです。ただし生ガット巻線が無い所は傷がつきやすいため、そこが音程面で「スイートスポット」になるか雑音になってしまうか微妙なところです。
既にモダン楽器群の中で演奏会に乗ったりしましたが、安定した弦の状態なら遜色は感じられません。もちろんHIPな演奏に興味があるグループで演奏する方がかき消されてしまうことは無いのでいいと思います。
ヴィブラートに関して言うとユックリと小さな振れ幅しか得られません。元々合奏する際にはヴィブラートを使わなくても響きが豊かなガット弦で使わないほうが良いとされるわけですが。
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